眠れない物語のペイジ

私立恵比寿中学の諸々を徒然なるままにつづるブログ

日記。就活の話。

 

また面接に落ちて振り出しに戻った。

 

就活の軸、みたいなものを改めて考えている。何とは明言しないけれど、僕には「やりたいこと」が明確にいくつかあって、今年の就活はとにかく「そのやりたいことができる会社に入ること」に一心不乱になっている。

 

会社に入るのは「確実に成長できる」「安定できる」「豊富な収入が得られる」といった理由からだ。自分で行動することによる甘えや怠惰を許さない歯車の一つにならなければきっと僕はどこまでも下がれてしまう人なのだろうと自分で分かっているし、会社に入ればそれなりの安定や収入がきちんと保証されている(丸腰でやりたいことへの荒野を走りまわるよりは、の話)。大きな組織や資本は一人では出会えない人々や体験にも連れていってくれるとも思う。もちろん学生生活とは比べものにならない辛いことや理不尽や責任も多いだろうけど、その向かう先は「やりたいこと」だから、原動力の火は絶えないはずだとも考えている。たかが22年の人生から出した甘い考えだけれども。

 

 

なので、まずは「やりたいことができること」が絶対的にあり、そのより良い道として「会社への所属」がある。その可能性があるうちは、周りを見ずにまずはこの道に全力疾走したい。これはもう「わがまま」みたいなものだ。

 

 

でも、この「わがまま」が肥大していくと、だんだんこの道しかあり得ないという風な脳になってしまう。落ちたらダメ人間、才能がない、もう終わり、みたいに。今そうなってきてめちゃめちゃ苦しくなっている。なので、少しだけ先のことを考えたい。

 

1「やりたいこと」

2「安定」

3「向いていること」

 

一番叶えたいのは1、次に2、そして3だって選択肢にないわけではない。就活で得ようとしているのは1と2の欲張りセットだ。そう考えれば、少しだけ心が楽になる。一番やりたいことが1と決まっているなら、今年の就活がダメでも、来年の就活がダメでも、どんな道だって良いから1に向かえばいい。1の世界に飛び込んでダメなら、3に向かってもいい。なにせ40年もあるのに、1回も間違えられないなんてそんな酷な話があるかよ。22年で自分のことなんてろくにわからない。

 

ワンピースのルフィ役の田中真弓さんは1の「舞台女優」より3の「声優」を選んだ、とラジオで話していた。人から求められることだって、めちゃめちゃに素晴らしいことである。

 

僕はどうなりたいか。その根本は「自分の人生を楽しいと思いたい」である。っていうかきっと皆そうだ。そのために「やりたいこと」と「安定」に向かっているわけで、就活だけが人生だなんて言うなら僕は于武陵もとい井伏鱒二を殴る。就活を続けるうちにそこがひっくり返って、楽しくない会社で40年なんて絶対に嫌だ。

 

だから、たぶん大事なのは「やりたいこと」があるということだと思う。僕はこれが明確なおかげでなんだか自分を保てている気がする。それに、周りの先輩に「やりたいこと」に好きに向かっている人がいたり、親がそれを許してくれたり、そういう環境もすごくありがたい。もちろん、信念は変えられないものじゃないから「安定」が1にきたら、会社に一心不乱になればいい。自分のことは自分で決めれば良い。なんて書いて、落ちたショックから逃げたいだけなのかもしれないですね。

 

さて、休憩終わり。今はまだ欲張りセットを手に出来る可能性があるので、また走りましょ。