眠れない物語のペイジ

私立恵比寿中学の諸々を徒然なるままにつづるブログ

ミルクボーイ架空漫才『でかどんでん』

内海『どうもー!どうもミルクボーイですお願いいたしますー!』

駒場『お願いしますー』

内海『いつもありがとうございますー!』

駒場『あのーうちのおかんがね』

内海『はいはいはい』

駒場『好きなエビ中の曲があるらしいねんけどね』

内海『あーエビ中の曲ね』

駒場『その名前をちょっと忘れたらしくてね』

内海『曲の名前忘れてもうて』

駒場『うん』

内海『どうなってんねんそれ』

駒場『色々聞いてんねんけどな』

内海『うん』

駒場『よーわからんねんな』

内海『わからへんの?』

駒場『うん』

内海『ほな俺がね?おかんの好きなエビ中の曲、これ一緒に考えてあげるからちょっとどんな特徴言うてたかっていうのを教えてみてよ』

駒場『なんかあの、山本リンダさんの曲みたいな雰囲気で』

内海『あっ歌謡曲みたいなね、うんうん』

駒場『で、曲の途中でエビ中の皆がカメラに向かって『どーん!』ってやる曲やって言うねんな』

内海『「でかどんでん」やないかそれは!その特徴はもう完全に「でかどんでん」やがな!』

駒場『「でかどんでん」なー』

内海『いやおばはんで「でかどんでん」好きな人珍しいけどな?なんせ「でかどんでん」やそれは』

駒場『ちょっとわからへんねんな』

内海『何がわからへんのよ』

駒場『いや俺も「でかどんでん」と思ってんけどな』

内海『いやそうやろ?』

駒場『おかんが言うには』

内海『うん』

駒場『歌詞のメッセージ性に背中押されて』

内海『うん』

駒場『ライブで聴く度に』

内海『うん』

駒場『明日からも頑張ろうおもて』

内海『うん』

駒場『しゃくりあげて泣いてしまうらしいねんな?』

内海『おーーー…ほな「でかどんでん」とちがうかー』

駒場『うん』

内海『「でかどんでん」でそんなに活力貰われへんもんね?』

駒場『そやねん』

内海『だって、歌詞から得られるメッセージなんてね』

駒場『うん』

内海『「中山莉子さんお腹すいてるなー」ってことくらいやしね?』

駒場『せやんな?』

内海『最悪「どーん!」だけ言えれば客も誰一人文句言わへんのやから!「でかどんでん」ってそういうもんやから』

駒場『うーん』

内海『ほんで「涙」と「でかどんでん」はこの世で1番繋がらへん要素やねん!』

駒場『そやねんそやねん』

内海『「でかどんでん」と違うわそんなら』

駒場『うん』

内海『あれー?いやじゃあもうちょっと詳しく教えてくれる?』

駒場「なんか秋田民謡との相性が良すぎて、ファンの間で騒然となったらしい」

内海『「でかどんでん」やないかだから!秋田分校のみゆきちゃんの歌声聴いて「今まで聴いてでかどんでんはまだでかどんでんじゃなかった」って謎の感情芽生えたんやから!「でかどんでん」に決まりやそれは!』

駒場『いやわからへんねんってだから』

内海『何がわからへんのこれで!』

駒場『俺も「でかどんでん」と思ってんけどな?』

内海『いやそうやろー?』

駒場『おかんが言うには』

内海『うん』

駒場『MVがとにかくおしゃれで、後半の鮮やかな伏線回収に見惚れたって言うねん』

内海『ほな「でかどんでん」と違うやんか!』

駒場『うん』

内海『「でかどんでん」のMVと真逆にある言葉が「おしゃれ」やねん!』

駒場『うん』

内海『巨大な渡辺直美を光線銃で小さくしてダンスバトルするっていう謎の世界観見せつけたんやから!』

駒場『そやんな?』

内海『ほんで最後の「でかどんでん返し!」の意味はいまだに解明されてないねん』

駒場『あー』

内海『「でかどんでん」ってそういうもんやからね?』

駒場『そやそや』

内海『なんで「でかどんでん」ちゃうねんこれ。ほなもうちょっとなんか言うてなかった?』

駒場『衣装がめちゃめちゃ可愛い』

内海『「でかどんでん」やないかだから!!』

駒場『うん』

内海『通気性と動きやすさと可愛さ、これを兼ね備えた天才的な衣装やねん!「でかどんでん」に決まりやそんなもん!』

駒場『わからへんねんて』

内海『なんでわからへんのこれでー?』

駒場『俺も「でかどんでん」やと思ったんやけどな?』

内海『いやそやろー?』

駒場『おかんが言うにはな?』

内海『うん』

駒場『ファンからの根強い人気でな』

内海『うん』

駒場『好きな楽曲ランキングでは常にTOP10に食い込んでくるらしいねん』

内海『ほな「でかどんでん」とちゃうやんかもう!!』

駒場『うん』

内海『「でかどんでん」あまりに人気無さすぎてシングルでは異例の100位以下やったんやから!』

駒場『せやんな?』

内海『もう運営も「人気ない」ってなかば認めてるんやから!「でかどんでん」ってそういうもんやから!』

駒場『そやねん』

内海『なんで「でかどんでん」と違うねんこれ。もうちょっとなんか言うてなかったー?』

駒場『今彼女たちが背負ってしまったカルマを全部捨ててやろうっていう思いを感じるって』

内海『「でかどんでん」やないかだから!!「HISTORY」でかりそめ先生が抱いてた思いまんまやんか!』

駒場『あー』

内海『お前のおかんの見る目凄いな!それは「でかどんでん」に決まりや!』

駒場『わからへんねんて』

内海『なんでわからへんのよ!』

駒場『関連商品が売り切れで買えなかったらしいねん』

内海『ほな「でかどんでん」違うやんか!!!校長が満を持して売った「でかどんでん丼」エビ中史上でも稀に見る売れ残り方やったんやから!』

駒場『そやんな?』

内海『「思い出を詰めるコンテナ」「でかどんでん丼」これはエビ中界隈ではもはや「オタクイングリッシュ」くらい禁句になってんねん!!「でかどんでん」ってそういうもんやから!!』

駒場『そやねんそやねん』

内海『えーほんまにわからへんよそれ。ほなお前ね?』

駒場『うん』

内海『今んとこ何やと思ってんのよ』

駒場『「熟女になっても」やと思ってる』

内海『みゆきちゃんラップせえへんやろ。もうええわ!どうも』

二人『ありがとうございましたー!』