東京ホテイソン架空漫才「ファミえん」
ショーゴ「エビ中って一年でたくさんライブやってるけどさ、一番テンション上がるのってやっぱりファミえんじゃない?」
たける「あーたしかになぁ」
ショーゴ「ちょっと当日の感じやってみようよ」
たける「おっけおっけ」
たける「よーし山中湖に着いたぞー!ショーゴ君もう来てるかな?あっ!いた!ショーゴくーん!」
ショーゴ「おー!こっちこっち!」
たける「いやー初めて来たけど、ファミえんの会場は熱気がすごいね!気を付けないと熱中症になっちゃうよ」
ショーゴ「油断は禁物だからね」
たける「僕は扇子とペットボトル3本持ってきたよ!ショーゴ君はちゃんと対策してきた?」
ショーゴ「バッチリだよ。まずはほら、長袖と長ズボン」
たける「長袖と長ズボン?えっ暑くないの?」
ショーゴ「いや、これは直射日光で肌が低温火傷しないようにしてるんだ。それからほら、こうやって食料を12等分にすることで腐って一気にダメにならないようにしてる」
たける「12等分?」
ショーゴ「それから、これ!」
たける「何?」
ショーゴ「2Lのミネラルウォーター20本!」
たける「い~や!サウジアラビアの備え方ぁ!!!ちょっと待てちょっと待てぇ!それはサウジに行くときの備え方だぞ!山梨はもうちょっと気楽に行けぇ!」
ショーゴ「あっほら、あそこでグッズ売ってるよ」
たける「あっホントだ!まだ一つも持ってないから買いたいなぁ!何かおすすめはあるの?」
ショーゴ「やっぱりペンライトは必要かな」
たける「ペンライト!いいねぇ!」
ショーゴ「色んな色に光るんだ。ブラックでしょ?ホワイト、それから緑、エメラルド」
たける「エメラルド?」
ショーゴ「あとはファイヤーレッド、ソウルシルバー、それからオメガルビー!」
たける「い~や!ポケットモンスターのカラーバリエーション!!!ちょっと待てぇ!そのキテレツな色使いはポケモンのゲームのやつだぁ!!」
たける「King&Princeもおったのかぁ!!狂った色使いすなぁ!」
ショーゴ「あっ見てあそこでTシャツ売ってるよ」
たける「おーTシャツ欲しいなぁ!どれどれ?」
ショーゴ「おっ買うの?じゃあまず今日は初回だから、この布と針と糸で380円ね」
たける「えっ?」
ショーゴ「1ヶ月後に右肩分の布が届くから、それが2000円。」
たける「ちょっと…」
ショーゴ「次に左肩、右肘、左肘がきて、組み立てたら半年後に出来上がるよ!」
たける「い~や!ディアゴスティーニのシステム!!!ちょっと待てぇ!!ライブのTシャツはその日その場で着てこそだろぉ!!半年も待てん!!」
ショーゴ「あっもうすぐ開場時間だよ」
たける「おっじゃあ中に入ろうか!僕たちはリラックスエリアだったよね!」
ショーゴ「そうそう」
たける「うわー!ここは随分ゆったりしてていいねぇ!のんびりできそうだ」
ショーゴ「…よし…じゃあ闘おうか」
たける「えっ?」
ショーゴ「闘おうよ!!」
たける「は?」
ショーゴ「じっとしてたらダメだろ!もっと魂をぶつけてさ!動いてた方がさ!!体も!!心も!!リラックスできるでしょ!!ほら!!ほら!!!!」
たける「い~や!武井壮とかのリラックス!!!ちょっと待てちょっと待てぇ!体を動かしてた方がより心が落ち着く、それは武井壮とか吉田沙保里のリラックス法だぁ!!何をやっとる!」
ショーゴ「あっ」
たける「ほらーそんなことやってたらライブが始まったぞ!」
ショーゴ「楽しみだなー」
たける「おっ?これはHOT UP!!!じゃないか?ショーゴ君!!1曲目からHOT UP!!!だよ!!」
ショーゴ「……。」
たける「うおーー!!!盛り上がってきたー!!!ほらショーゴ君!!」
ショーゴ「……。」
たける「うおいっ!うおいっ!あー!ふっふー!!」
ショーゴ「……。」
ショーゴ「……歌詞染みるわ…」
たける「い~や!星の数え方のテンション!!!ちょっと待てぇ!それはちゅうおんで星の数え方を聴いてる時のテンション感だぁ!HOT UP!!!は騒いでなんぼだろ!何をやっとる!ももええわ!」
たける「どーも」