眠れない物語のペイジ

私立恵比寿中学の諸々を徒然なるままにつづるブログ

「中山莉子ダンスバトル興味なさすぎ問題」に関する考察


私立恵比寿中学 『サドンデス』ミュージックビデオ

 

私立恵比寿中学に「サドンデス」という楽曲がある。

 

作詞作曲編曲は岡崎体育氏。(画像右。秦基博(左)とはクリソツの関係)


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私立恵比寿中学のヴィーナスを決める」をテーマとしたこの作品は、エビ中の遊び心や「私たちは全員横一列」といったメッセージがこれでもかと詰まった、今やライブでは欠かせない定番アゲ曲となっている。

 

さて、MVを見てもらえれば分かる通り、この楽曲の見せ場は何と言ってもヴィーナスを決めるために毎回行われる「ダンスバトル」である。曲の最中に突然みんなが本気でバトルを始めるというその試み自体すでにだいぶ斬新で面白いのに、ライブの度に脱落者や脱落理由が毎回変わっていったり、2周目が行われたり、次は一体どんな弾が飛んでくるのかとファミリーの心をつかんで離さないこの「生」感たっぷりの演出は、さすが策士岡崎体育(もといキネオさん)といったところであろう。

 

しかし、この「ダンスバトル」において現在非常に深刻な問題が生じていることをみなさんはご存じだろうか?

 

そう、「中山莉子ダンスバトル興味なさすぎ問題」である。ゆゆしい。


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【ダンスバトルに興味がない!】

 

彼女がそれを初めて口にしたのは2016年12月23日、『エビ中オーシャンズガイド』内で披露された「サドンデス」におけるダンスバトルの最中でのことだった。その日もいつものように安本、廣田、真山、松野、星名と順調に?脱落していき、ダンスバトルも終盤、いよいよヴィーナスが決まらんとしていた折に、その衝撃的なセリフは突如として代々木競技場第一体育館に響き渡った。

 

中山「基本、ダンスバトルに興味がない!!」

 

それはあまりに唐突で、寝耳に水であった…。

いや、お前今までずっとやっとったやんけダンスバトル…。なんなら…なんならお前が…「ダンスバトルで決めよう」って言いだしたんやで……!!!

 

耳を疑うとはまさにこのことであろう。夢か?はたまた幻か?しかし鼓膜の奥で幽かにリフレインする彼女の声は確かに本物だ。鼓動がはやる。何かがおかしい。考えろ。考えるんだ。

 

さすがに興味ないわけないよな?だって今の今までずっとやってたもんな?言い出しっぺだもんな?じゃあ、なんだ?機嫌が悪いのか?思春期特有のあれか?ツンデレか?新手のツンデレか?あ、イブイブだから?イブイブにオタクと一緒だからか????

 

巡る。これでもかと巡る。脈動が早い。目の前の「ダンスバトルに興味がない」という受け入れがたい宣言を何とか正当化するため、思考という思考がフルで働く。そして、とりあえず一つの結論を導き出し、はやる鼓動を一旦落ち着かせることにした。

 

「まぁたまたまそんな気分だったんだろう」

 

うん。これだ。きっとそうだ。だって中山莉子だもんね。次は「ダンスバトルたのしー!!」とか言うんだろうな。あーびっくりしたなもう。まったくもう。おどろかせやがって。

 

 

しかし、この時僕はまだ気づいていなかったんだ。

 

巨大な運命の歯車が、ゆっくり回り始めたことに。

 

【ずっと続くやつだこれ】

 

2017年4月22日、オリンパスホール八王子公演を皮切りに、全19か所を回る春ツアーが始まった。この時にはすでにライブには欠かせない曲となっていた「サドンデス」は、当然各公演毎回のように披露される。僕も各人がどんな理由で脱落するのか、誰が残るのか、非常に楽しみにしていたし、あのことはもうすっかり忘れていた。しかし、……おや!?中山莉子の ようすが……!

 

4/22八王子 中山「やっぱりダンスバトルに興味がな~い!

4/30大阪 中山「とことんダンスバトルに興味がなーいー!

5/5愛知 中山「毎度ダンスバトルに興味がない♪

5/20神奈川 中山「DanceBattle,no thank you!

5/27岐阜 中山「DanceBattle,get out!!

7/1沖縄 中山「ダンスバトル、興味ないさ~

7/8愛媛 中山「ダンスバトル、興味なくはない

 

まさに七色の「興味ない」である。マジじゃん。大マジじゃん。もう興味ない事が自分の中で当たり前になりすぎて、愛媛で軽く遊び始めちゃってるじゃん。しかも5/3の仙台と6/18の北海道は最後まで残ってるからね。残ったうえで興味ないからね。

これはいよいよ深刻になった、そう気づいた頃には彼女の心境はもう動きようのないほどに固まっていたのである。

 

こうなると、中山莉子は止まらない。

 

ファミえん2017 中山「やっぱりダンスバトルに興味がない!

めざましライブ 中山「体育さんの前だけど、興味なーい!

迎春大学芸会 中山「2018年も興味なーい!

 

まずい。これは非常にまずい。ただでさえまずいのに、このまずさをより一層深刻にしているのは彼女が一貫して「興味がない」ということを主張している点である。「好き」や「嫌い」ならまだしも、興味がない。これだけライブで披露しているのに、決まって彼女自身が「ダンスバトルをやろう!」と言い出しているのに、興味がない。圧倒的矛盾。もしかしたら我々が思っている以上の自己矛盾に悩み続けているのかもしれない、そう考えてコーヒーを飲むと夜もぐっすり眠れない。マザーテレサも「愛の反対は憎しみではなく無関心です」と言っているし、やはりこれは早急に対処すべき問題なのだろう。なんとかしなければ。早速僕は、どうすれば興味を持ってもらえるのか考えることにした。そう、とても暇なのである。

 

【方法① 好きなものを混ぜてみる】

 

 どうすれば中山莉子はダンスバトルに興味をもつだろうか。まず、好きなものに関連付けてみる作戦を考えた。好きなアーティストのコラボ相手を好きになるとか、お薬をゼリーと一緒に飲むといけるみたいなあれである。

 

中山莉子の好きなものとして挙げられるのは、きゅうりmiwaさんである。

 

Ⅰ.きゅうりダンスバトル


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書き出してみて、我ながらまるで想像がつかない。きゅうりを持って踊るのだろうか。きゅうりっぽい衣装を着るのだろうか。いずれにしてもはたから見たら完全に危ない宗教だ。っていうかりったんは味が好きなんだから、食べられないと仕方がない。あと臭そう。うーん。ボツ。

 

Ⅱ.ダンスバトル×miwa


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普通に見たい。いや、普通に見たい。りったんもすこぶる頑張りそうな気がするし、何か話題性も高そうだ。まぁ「miwaが私立恵比寿中学のヴィーナス決めに参加する」という極めて不思議な出来事に整合性を持たせる必要はあるものの、頑張ればない話ではない。エビ中フェス(仮)とか呼べないのかな。そんなに関係性ないか。まぁこの問題が逼迫した時には十分ありえる話だろう。とりあえず保留。

 

【方法② ダンスバトルの魅力を伝えてみる】

 

次に、ダンスバトルの良さを分かりやすく伝えてみる作戦を考えた。彼女はまだダンスバトルを手段としてしか見ておらず、その魅力に気づいていないのではないか?ということである。

 

早速「ダンスバトル 魅力」でGoogle検索をかけたところ、いくつかヒットした。例えば、

 

・勝敗がある

・真剣勝負である

・毎回一度きりの体験である

 

などである。しかし、反対に

 

・疲れる

 

という絶対的な欠点も見受けられた。我々はここでこの作戦の失敗を悟り、早々に肩を落とすことになる。なぜなら、中山莉子「疲れる」ことが嫌いだからである。(たすたす参照)


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これではいくら上手に魅力を伝えても、「えっでも疲れるからやだ」と言われておしまいである。

 

そうか~残念だ。あと一歩だったのにな。…ん?いや、待てよ…?違う!!逆転の発想だ!!!

ここで事態はコペルニクス的転回をむかえる!!!!

 

【方法③ いっそ嫌いにさせてみる】

そう、いっそ嫌いにさせてみてはどうか。

中山莉子はダンスバトルに「興味がない」。マザーテレサ理論でいえば「無関心」というのは「嫌い」よりも悪、つまり「嫌い」は「無関心」よりも一歩進んだ心境である、らしい。だとするならば、ここは一旦ダンスバトルを「嫌い」だと認識させて、とりあえずの「関心」をもたせるというのはどうだろう。

 

「嫌い」が「好き」に転じることはそうない話ではない。恋愛ドラマとか、たぶん大体そんな感じである。中山莉子自身、佐野店長との関係は「嫌い」から始まったものであるし、嫌いなものをけんもほろろにするタイプでないことはこれまでの言動や行動から分かっている。ならば、可能性は十分にある。

 

ここに一つの活路が見出だされた、かもしれない。まず手始めに、中山莉子をダンスバトル嫌いにさせればいいのだ。

 

ダンスバトルは嫌い!

 

そう中山莉子が叫んだとき、その声が始まりの合図となる。

これだ!これが答えなのだ!!!!!!

 

【総括】

 

試験終わりの大学生は暇。